これは原理主義なのか? ~μ's派ラブライバーのつぶやき~
ラブライブ!について急に語りたくなった。
わざわざブログを開設してまで書くのもアホらしい気はするけれど、この話題をTwitterに書き込むのは少し気が引ける。平和主義者に怒られたら怖いし。
こんな記事どうせ2人くらいしか読まないだろうし、せっかくだからと思いタイトルもちょっとふざけてみた。
最初は『原理主義』にしようとしたが、そうすると「これはイスラム原理主義について語った真面目な記事に違いねえ!」と勘違いした勉強熱心なパンピが開いてしまうかもしれないと考えて、やめた。
ただもしかしたら勉強熱心なパンピの目には留まらずとも、ラブライブ!平和主義者やAqours派ラブライバーの目に留まってしまうかもしれない。
もしそれでボロクソに批判されたら悲しいし、こんなしょうもない記事ひとつで不快な思いをさせてしまうのも悪いから、なにかの手違いでこの記事を開いてしまった人には今のうちに引き返しとけよと言っておく。
これはほら、FF外の全く知らんおじさんのゼロRTゼロファボのツイートみたいなものだから。なんの得にもなりませんよ、と。
いよいよ本題。つぶやきと銘打っている割に長くなりそうな予感がする。
僕はかなり新参のラブライバー。
確かな記憶はないけれど、歴で言うと3年とかそれぐらいになるんだろうか。
ちなみに推しはちゅんちゅん。脳トロ。マジ可愛い。
さて、正直なところ、お前はμ's原理主義者か?と言われると、よく分からない。だからタイトルも疑問形にしてある。
というのも、僕は別に「Aqoursを排除したい」とは考えていない。
現役の頃、僕は特別μ'sに入れ込んで貢ぎまくっていたわけではないし、さらに言えば現場に出向いたことはない。
ニコ生一挙を観て泣いて、NHKのEテレで放送されていたのを観て泣いて、Mステ、紅白、映画を観て泣いて、CDを聴いて泣いて。あとは一時期めちゃくちゃにスクフェスをやり込んでいたってくらい。
Aqoursを認めないとは言わない。
そのファンと対立したいわけでもない。
μ'sの頃に戻せとも思っていない。
ただ、未だにAqoursのことを受け入れられていない。これを原理主義と呼ぶかと聞かれたら、すごく微妙なラインだと思う。
もちろん古参の方に比べたら大したことない僕だけれど、僕なりにμ'sを愛して応援してきた。お別れの時は本当に寂しかったし、気持ちの整理をするには相当な時間が必要そうだと思っていた。
そんな時に「Aqours」の存在を知って真っ先に抱いたのは、怒りの感情だった。
そもそもラブライブ!が続くこと自体が予想外すぎたし、万が一そんなことがあるにしてもこんなに早く動き出すなんて…目眩がしそうだった。
悲しみでいっぱいの僕たちが、「ほら次だ」と差し出されたものに大喜びで飛び付くとでも思っているのか?
Aqoursってなんだよ。μ'sのことは忘れたのか?もう終わったことだからどうでもいいって言うのか?運営は金のことしか考えてないんじゃないか……。
そう、Aqours登場当初の僕は間違いなく原理主義者だった。
Aqoursがスクフェスに参入するというニュースを聞いた時には気が狂いそうだったし、なんなら怒りのパワーでスマホ握りつぶせるかもしれんとすら思った。過激派かよ。
ただ、Aqoursが登場してかなりの時が経った今、その過激すぎる気持ちも少しは落ち着いてきている。
残念ながら未だにアニメを観ることはできていないし、スクフェスでAqoursの画面を開いたことはない。言ってしまえばAqours関連のログボは全てプレゼントボックスの中にしまい込まれている。
それでも、彼女たちを排除したい気持ちはない。全くないと言えばそれは嘘になるが、ほとんどない。
彼女たちは彼女たちで頑張っている。僕は彼女たちの活動を何ひとつ知らないから分かったような口をきけたもんじゃないけれど、ちょっと想像することくらいは許してほしい。
当たり前だけど、μ'sと比べる声はあるだろうし…ラブライブ!というタイトルの重みは凄まじいものだろう。
そんな中で必死に戦うAqoursの18人を責めたり批判したり排除したりすることはお門違いにも程がある、と僕は思う。
それから、当初僕が感じていた運営への不満。なぜ今なのか、金が全てなのか、住み分けをしないのか……。
運営は運営で頑張っている、彼らには彼らの考えがあると分かってはいる。
ラブライブ!というタイトルが盛り上がっているあの瞬間だからこそ始める意味があったのだろうし、ボランティアでやってるわけではないのだから金儲けのことを考えて当たり前だ。
(住み分けについては…ちょっとよく分からないけど。)
そして何より、μ'sをここまで盛り上げて支えてくださったのもまた、運営なのだから。
感謝こそすれ、Aqoursを創り出した瞬間にクソ運営に変わることはないだろう。
そう。僕も頭では分かっているのだ。誰も悪くないし、誰も憎むべき対象ではないし、強いて言うならそれは僕自身であることを。
それだってやっぱりμ'sを蔑ろにされたような気分になった記憶は消えないし、幼児だからなかなか気持ちの切り替えはできないしで、気付けば僕はすっかり「μ's派ラブライバー」になってしまった。
じゃあお前はμ's原理主義者か?と言われると、やっぱりそれは少し違うんじゃないかと思う。
Aqoursのことは受け入れられていないけれど。もしかしたらこれから先もずっと受け入れられないままかもしれないけれど。
もう少しタイミングがずれていたら、もう少し違う出会い方をしていたら、彼女たちのことを応援していたような気がするから。
全てのラブライバーが分かり合って共存する世界が訪れることはないだろう。
それならそれで仕方ないし、僕はそれをひとつにしよう!とは思わない。
僕にできることは、これからもラブライブ!を応援し続けていくことだけだから。
Aqoursを愛する方々に迷惑をかけない程度に、μ'sへの愛を叫んでいくことだけ。
そしてきっと他のラブライバーにできることも、それだけ。自分なりにラブライブ!を愛することだけ。
僕は最前線にいるわけではないから、現状どのくらい対立が起こったり分裂していたりするのかは分からない。だからもしかしたらこうして対立を前提で書いていること自体がとんだ見当違いなのかもしれない。だったらめちゃくちゃに恥ずかしい。
それでも、とにかくみんなが平和的に笑って彼女たちを応援できたらいい。
さて。ちょっと長くなりすぎてしまった気がするが、μ's派ラブライバーのつぶやきは以上。
記事を書くより先にタイトルを付けてしまったから、『これは原理主義なのか?』という自問の答えが記事中で(しかも割と早めに)出てしまった。構成下手くそかよ。
ただ、書けてよかった。書くことで、自分の中でモヤモヤしていたものが少し整理できたような気がする。
いつかこれを読み返して大爆笑しながら「こいつ今ではすっかりAqoursにハマってるぞ」なんて言えたら、それはそれでまた一興。
さ、スクフェスやろう。